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旅行記

マルタ・コミノ島/ゴゾ島

マルタの国旗

コミノ島ブルーラグーンの行き方【2026年最新】|フェリー料金・時刻表・無料入場パス予約・ゴゾ島1日ルート

マルタ旅行を調べていると、必ずと言っていいほど出てくるあの水色の写真。コミノ島のブルーラグーンです。
朝8時台のコミノ島ブルーラグーン。透明度の高いターコイズブルーの海と岩場

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朝8時40分のブルーラグーン。加工なしで、この色でした ただ、実際に行こうとすると急に情報が散らかりませんか。「フェリーはどこから出るの?」「チェルケウアとマルファ、どっち?」「めちゃくちゃ混むって書いてある」「なんか最近パスが必要になったらしい」。このあたりで手が止まってしまう人、けっこう多いと思います。 結論から言うと、行き方そのものは単純です。港はマルタ島の最北端に1か所(正確には隣接して2か所)あって、そこから出る船に乗れば20分で着きます。難しいのは「行き方」ではなく「時間の選び方」のほうで、ここさえ押さえれば、写真で見たあの静かなブルーラグーンにちゃんと会えます。 私はひとり旅でセント・ジュリアンのホステルに泊まり、そこのツアーでコミノ島に渡りました。朝8時40分に到着した浜と、11時に見た同じ浜は、まったく別の場所でした。その差がどれくらいかは、この記事の写真で見てもらうのが早いと思います。 そしてもうひとつ。私はこの日、正午にブルーラグーンを出て、そのまま船でゴゾ島に渡りました。じつはコミノ島行きのフェリー券は、追加料金なしでゴゾ島まで使えます。午前は地中海でいちばんきれいな海で泳いで、午後は隣の島の丘に建つ大聖堂の前に立っている。マルタという国の小ささを、いちばん実感した一日でした。
この記事でわかること
  • 2025年5月から必須になった無料の入場パスの取り方と時間枠の選び方
  • チェルケウア港までのバス路線(222・41・42・221・X300)と所要時間
  • フェリー往復15ユーロの買い方・夏季時刻表・オープンチケットの仕組み
  • 朝8時40分と、混雑がピークになる11時のブルーラグーンの違い(写真で比較)
  • フードトラックの価格帯・トイレ・ウォータースポーツの料金
  • 追加料金なしでゴゾ島タ・ピーヌ大聖堂まで回る1日ルート
  • ゴゾ島からの帰りに4.65ユーロを払う仕組みと注意点

もくじ




 旅行スケジュール(コミノ島・ゴゾ島 1日プラン)

時間行動
7:55チェルケウア港のチケット小屋でフェリー券を購入(往復15ユーロ)
8:10Co-Op Comino のボートに乗船
8:40洞窟を回ってコミノ島ブルーラグーンに到着
9:20島内を散策(ウォータースポーツ受付・公衆トイレ)
11:00フードトラックでカラマリとチップスの昼食
12:00ブルーラグーン発。同じ券のままゴゾ島へ
12:10ムジャール港着。ターミナルで帰りの便を確認
13:00バス301と308を乗り継いでタ・ピーヌへ
13:35タ・ピーヌ大聖堂を見学
15:00ムジャール港で帰りのチケットを購入(4.65ユーロ)
15:30ゴゾ・チャンネルでチェルケウアへ
16:00マルタ本島に帰着。バスを乗り継いで宿へ

1入場パスの事前登録が必須になりました2025年5月開始・無料・blcomino.com(bluelagooncomino.mt)で事前予約

順番を変えて、これを一番最初に書きます。知らずに行くと浜に上がれない可能性があるからです。 2025年5月から、ブルーラグーンの浜に上陸するすべての人に「入場パス(Blue Lagoon Access Pass)」の事前登録が義務づけられました。私が訪れた当時ではまだ存在しなかった制度なので、少し前の日本語ブログを読んでいると、この情報がまるごと抜け落ちています。 誤解されやすいのですが、これは有料チケットではありません。料金は無料で、訪問者の数を管理するための登録制度にすぎません。コミノ島はEUの自然保護区(ナトゥーラ2000)に指定されていて、ピーク時には1日1万人を超える人が押し寄せていた時期があり、その反動で導入されました。現在は同時滞在の上限が設けられています。
入場パスの取り方(3ステップ)
  • 公式サイト blcomino.com にアクセスする
  • 訪問日と時間枠を選び、氏名・メールアドレスなどを入力する(1つのメールアドレスで4名まで登録可)
  • メールで届くQRコードを保存。乗船場または上陸地点で提示すると、リストバンドと交換してもらえる
時間枠は3つに分かれていて、おおむね以下のような区切りです。年によって微調整されるので、登録画面で必ず確認してください。
時間枠目安の時間帯向いている人
午前枠8時台〜13時ごろ一番静かな時間を狙いたい人
午後枠13時半〜17時半ごろ水の色が最も鮮やかな時間を見たい人
夕方枠18時ごろ〜夜日帰り客が帰ったあとを狙う写真好き
ここだけは注意
  • 7月・8月は当日登録がほぼ取れません。人気の枠は数週間前に埋まります
  • 予約は2か月前から可能。夏に行くなら宿を取ったタイミングで一緒に登録するのが安全です
  • パスが必要なのは「ブルーラグーンの浜に上陸する場合」だけ。船から降りずに泳ぐだけなら不要です
  • サンタマリア湾・島内のトレイル・隣のコミノット島はパスの対象外です
ツアーで行く場合、フェリー券に入場パスが最初から組み込まれていることが多いです。ただし「含まれている前提」で放置するのが一番危ないので、予約時に「Blue Lagoon access pass は含まれていますか?」と一言確認しておくことを強くおすすめします。

2コミノ島とブルーラグーンってどんな場所?マルタとゴゾ島の間、地中海屈指の透明度を誇る浅瀬

コミノ島は、マルタ本島とゴゾ島のちょうど間に浮かぶ小さな島です。マルタ語では「ケンムーナ(Kemmuna)」と呼ばれます。定住している人はごくわずかで、島全体が野鳥保護区。車も信号もありません。 そのコミノ島の南西側、隣接するコミノット島(Cominotto)との間にできた狭い水路が、ブルーラグーンです。
ブルーラグーンの高台から見た入り江。奥にコミノット島の岩壁が見える

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桟橋から少し坂を上がった高台から。右奥の割れたような岩が、写真でよく見るあの場所です

あの水色の正体は単純です。海底が真っ白な細かい砂で、しかも水深が浅い。白い砂が太陽光を照り返すので、上から見ると水そのものが光っているように見えます。地中海の他のビーチとも明らかに色が違って、初めて見たときは正直「加工でしょ」と思っていた自分を反省しました。

 ブルーラグーン(コミノ島)

ただ、正直に書いておきたいこともあります。ブルーラグーンには、いわゆる「砂浜」がほとんどありません。海に入れる本物の砂地は15mほどの短い区間と、岩場に設置された階段くらい。あとは全部ゴツゴツした岩場です。これを知らずに行くと「思っていたのと違う」となります。対策は後半の持ち物リストにまとめました。

3私はホステルのツアーで行きましたセント・ジュリアン発、35ユーロの送迎付きコミノ島ツアー体験談

私が泊まっていたのは、セント・ジュリアンのパーチェヴィル地区にあるMarco Polo Hostel(マルコポーロ・ホステル)。バス停が目の前で、ヴァレッタにもスリーマにも出やすい立地です。
マルコポーロ・ホステルの受付カウンター。チェックアウト時刻とWi-Fiパスワードの掲示がある

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受付。ツアーの申し込みもここでやります(※一部を目隠し加工しています)

チェックインしたとき、廊下の扉にこんな貼り紙がありました。
ホステルに掲示されたコミノ島ツアーの案内。35ユーロでボート・送迎・ガイド込みと書かれている

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「Blue Lagoon、Crystal Lagoon、A slice of paradise」。35ユーロでボート・送迎・ガイド込み

ひとり旅で、朝早くに北端の港まで自力で移動するのが少し面倒だったこともあり、受付でそのまま申し込みました。ホステルの前から車で港まで運んでもらえて、結果的にこれは正解でした。
ホステルツアーの内容(筆者旅行時点)
  • ツアー料金:35ユーロ
  • 宿からチェルケウア港までの送迎:込み
  • 往復ボート:込み
  • ガイド同行:込み
  • 飲食・アクティビティ:自己負担
自力なら往復フェリー15ユーロ+バス2.5ユーロ×2で20ユーロ程度。差額は約15ユーロです。この15ユーロを「早朝の送迎代」として払う価値があるかどうかが、ツアーか自力かの分かれ目になります。私の場合は、混雑前にたどり着けただけでも十分におつりが来たと思っています。

 Marco Polo Hostel(セント・ジュリアン)


4自力で行く①:チェルケウア港までのアクセスコミノ島行きバスは何番?222・41・42・221・X300を使い分ける

ここからは、ツアーを使わずに自分で行く場合の話です。難しくありません。やることは「マルタ島の最北端まで行く」だけです。 目的地はチェルケウア(Ċirkewwa)。ゴゾ島行きの大型フェリーが出ている港で、コミノ島行きのボートも同じエリアから出ます。

 チェルケウア・フェリーターミナル

路線バスで行く(一番安い)

マルタの路線バスは1回2.5ユーロ(夏季料金・2時間有効)で、島じゅうどこへでも行けます。滞在エリア別に、使う路線はこうなります。
出発エリア路線所要時間の目安
スリーマ/セント・ジュリアン222約60〜70分
ヴァレッタ41・42/速達のX300約60〜90分
ブジッバ/セント・ポールズ・ベイ221約40〜50分
メリーハ41・42・221・222約15〜20分
2025年4月のバス路線改編に注意
  • 以前よく紹介されていたX1・X2などのX系統は2025年4月に廃止され、他路線に振り替えられました
  • 「X1でチェルケウアへ」と書いてある記事はもう使えません
  • いまヴァレッタからの速達便を担っているのはX300です
  • 出発前に公式アプリ(Tallinja)かGoogleマップで当日の便を確認してください
バスは終点がチェルケウアなので乗り過ごす心配はありませんが、夏の朝は満員で乗れないことがあります。始発から2〜3本は余裕を見ておくと安心です。

タクシー・配車アプリで行く

マルタではBoltが使えます。セント・ジュリアン周辺からチェルケウアまで30〜40分ほど。バスの本数が読めない早朝や、3人以上のグループなら、割り勘するとバスとそれほど変わらない金額になることもあります。

レンタカーで行く

港の周辺に駐車場があり、無料または1日3〜5ユーロ程度で停められます。ただし夏の週末はすぐ埋まるので、その場合は隣のマルファ港(Marfa)に回すのが定番の逃げ道です。マルファのほうが空いていて、駐車もしやすいです。

 マルファ桟橋(もう一つの乗り場)

チェルケウアとマルファは車で5分ほどの距離で、料金も便数も同じです。バスで行く場合は「Aħrax」バス停で降りるとマルファ側が近くなります。

5自力で行く②:フェリー乗り場・チケット・時刻表コミノ島フェリー料金は往復15ユーロ。時刻表とチケット売り場の場所

港に着いたら、次はチケットです。これも身構えるほどのことはありません。
チェルケウア港のチケット販売小屋。BLUE LAGOON COMINO FERRIESと大きく書かれている

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この小屋を探せばOK。「BLUE LAGOON COMINO FERRIES」の看板がとにかく大きい

ゴゾ島行きの大型フェリーターミナルの建物とは別に、岸壁沿いにこういうチケット小屋が並んでいます。ここで買うか、公式サイトで事前に買っておくかの二択です。
よくあるつまずき
  • ゴゾ島行きの「Gozo Channel」の大型フェリーはコミノ島には行きません。混同して大型ターミナルの窓口に並ぶ人が毎年います
  • コミノ島行きは、岸壁の小屋で売っている小型ボートのほうです
  • オンラインで買った場合も、小屋で紙のチケットに引き換えが必要なことがあります
  • 船の列に並んでから「先に窓口へ」と言われて次の便に回された、という声も。港に着いたらまず窓口に顔を出すのが確実です

料金とチケットの中身

私が買ったのは、老舗のComino Ferries Co-Op(公式ボート)のチケットです。
ブルーラグーン行きフェリーの夏季時刻表リーフレットと、往復15ユーロの乗船券

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左が夏季時刻表、右が実際の乗船券。往復15ユーロ、洞窟めぐりの料金込み

フェリー料金の目安(Comino Ferries Co-Op)
  • 大人・往復:15ユーロ
  • 子ども(10歳未満)・往復:7.5ユーロ
  • 洞窟めぐり:料金に込み
  • ゴゾ島まで足を延ばす場合:同額(15ユーロ)
  • 大型の持ち込み品(自転車・エアマット等):追加5ユーロ程度
他社(Ebsonsなど)だと13ユーロ前後のこともあり、会社によって多少差があります。そしてもうひとつ、この往復券はオープンチケットです。帰りの便が指定されないので、その日のうちなら好きな時間の船に乗れます。帰る時刻が決まっているツアー船との、一番大きな違いがここです。

時刻表(夏季)

私が受け取ったリーフレットには、こう書かれていました。
区間運航パターン
マルファ発8:30から約30分間隔、最終16:30ごろ
チェルケウア発8:40から約30分間隔、最終16:40ごろ(午前中の便は洞窟経由)
ブルーラグーン発(帰り)9:30から毎時1本、最終18:00ごろ(夏季は延長便あり)
ブルーラグーン発 ゴゾ島行き12:00 / 13:00 / 14:00 / 15:00 / 16:00
コミノ島の地図とフェリー航路、ゴゾ島への接続時刻が載ったリーフレット

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リーフレットの中面。コミノ島のトレイルや洞窟ツアーのルートも載っています

時刻表は必ず当日確認を
  • 上の数字は筆者旅行時点の実物です
  • マルタのボート便は季節と天候で大きく変わり、冬季は最終便がかなり早まります
  • 行く前に運航会社の公式サイト(cominoferries.com など)で最新版を確認してください
  • 荒天時は運休もあります

 Comino Ferries Co-Op 乗り場(チェルケウア岸壁)



6乗船から上陸まで:洞窟を回って20分の船旅定員30名の乗合ボート、洞窟が見える座席選びのコツ

朝8時前、まだ日差しが柔らかい時間に岸壁を歩きます。
早朝のチェルケウア岸壁を歩く乗客たち。足元の海は透き通っている

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岸壁沿いを歩いて乗り場へ。この時点でもう海の透明度がおかしい

ここで一度立ち止まってほしいのですが、本島側の岸壁の海、すでにかなりきれいです。岩が水中でくっきり見えます。「これでブルーラグーンはどうなってしまうんだ」と、乗る前から期待がふくらみました。
Co-Op Cominoと船体に書かれた小型の乗合ボート。赤い日よけがついている

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これが実際の船。想像より小さくて、ちょっと笑ってしまいました

「フェリー」という言葉から大型船を想像していると、たぶん面食らいます。実際は定員30名程度の乗合ボートで、赤い日よけの下にベンチが並んでいるだけの、吹きさらしの船です。
ボート船内。ベンチ状の座席に乗客が向かい合って座っている

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船内。ぐるりとベンチが回っているだけのシンプルな構造

座席選びのコツ
  • 午前便は洞窟の横を通るコースを取ることが多く、洞窟は進行方向に対して右側に見えます
  • 写真を撮りたいなら右舷側に座ってください
  • 波しぶきを浴びたくない人は日よけの下、船の中央寄りが無難です
  • 風が強い日は普通にびしょ濡れになります
出航して20分ほど。岩肌をかすめるように進んで、船が湾に入った瞬間、船内の空気が変わります。みんな一斉にスマホを構えるので、すぐわかります。

7朝8時台のブルーラグーンは、本当に別世界だったコミノ島が混雑する時間帯は? 8時40分と11時の実写真で比較

着いたのは8時40分ごろ。上陸して最初に撮ったのが、この写真です。
朝8時台のコミノ島ブルーラグーン。透明度の高いターコイズブルーの海と岩場

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朝8時40分のブルーラグーン。加工なしで、この色でした

停泊するヨットが数隻だけ浮かぶ静かな朝のブルーラグーン

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8時40分。浮かんでいるのは、前の晩から停泊しているヨットが数隻だけ

静かです。泳いでいる人が数人、ヨットが数隻。売店にも列ができていない。岩場に腰かけて足を水につけていても、誰にもぶつかりません。
まだ誰も座っていない白いパラソルが並ぶ岩場と、その先のブルーラグーン

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パラソルはもう並んでいるのに、まだ誰も座っていません

そして、これが同じ場所の11時です。
正午近く、人で埋め尽くされたブルーラグーンの浜辺と岸壁

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11時。ヴァレッタやスリーマ発の大型ツアー船が到着したあと

無数のボートが停泊するブルーラグーンの水面

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水面もこの通り。ボートが密集して、船底の影が水中に落ちます

写真を並べると、言葉で説明する必要がないくらい違います。水の色が悪くなったわけではなく、静けさだけがすっぽり抜け落ちる。そういう変化です。ただ、どちらが良い悪いという話ではありません。にぎやかなほうが好きな人には、昼のブルーラグーンのほうが合っているはずです。
時間帯の選び方(結論)
  • 静けさ重視 → 朝一番の便。9時前に着けば別世界です
  • 水の色重視 → 太陽が高い正午〜14時。ただし人も最多
  • 写真重視・穴場 → 16時以降、または夕方枠。ターコイズが金色に転びます
  • 避けるなら週末の10時半〜12時。最も混みます
ヨーロッパ各国のブロガーが口をそろえて「朝一番の船に乗れ」と書いています。実際に行ってみて、あれは大げさでも何でもなかったと納得しました。

8島での過ごし方:食事・トイレ・アクティビティフードトラックの料金・トイレの場所・水上タクシーの使い方

食事はフードトラック(レストランはありません)

桟橋から坂を少し上がると、フードトラックが数台並んだ広場に出ます。
コミノ島の坂道に並ぶ数台のフードトラックと売店

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これが島の「飲食街」の全景。本当にこれだけです

フードトラックのメニュー看板。バゲット、バーガー、ラップ、サラダの写真と価格が並ぶ

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メニュー看板。バゲットサンド、バーガー、ラップ、サラダなど

島の食事の価格帯(筆者旅行時点)
  • バゲットサンド(ツナ/BBQチキンなど):8〜9ユーロ
  • バーガー各種:8.5ユーロ前後
  • ラップ・ホットドッグ:8〜9ユーロ
  • チップス(ポテト):2.5ユーロ
  • 各メニューにチップス追加:1.5ユーロ
  • サラダ類:8.5〜9ユーロ
ブルーラグーンを見下ろす岩場で、カラマリリングとチップス、オリーブ入りサラダの容器を持っている

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私が買ったのはカラマリリングとチップスのセット。景色が最高の調味料でした

私はカラマリリング(イカリング)にチップスとサラダを付けて、10ユーロほど。味は「海の家のフライ」そのものですが、この景色を見下ろしながら食べると評価が2割増しになります。容器が紙製なのも好印象でした。 離島価格ではあるものの、法外というほどではありません。ただし昼どきは長い列ができます。それと、名物になっているパイナップル丸ごとカクテルは数量限定で、混む日は午後早めに売り切れます。狙っているなら早い時間に。
水は絶対に持参してください
  • コミノ島には淡水の水源がありません。飲み物はすべて船で運び込まれています
  • 売店で買えますが割高です
  • 真夏に一日泳ぐなら1人あたり最低1.5リットルは自分で持ち込むのが安心です
  • 日陰がほぼないので、脱水は本当に一瞬で来ます

トイレ・シャワー

コミノ島の公衆トイレ。石造りの平屋にPUBLIC CONVENIENCEの看板

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公衆トイレ。桟橋から坂を上がって7分ほどの場所にあります

公衆トイレとシャワーはあります。ただし数が限られていて、ハイシーズンの昼は行列必至です。位置も浜からすぐではなく少し坂を上がった先なので、早めに動くのがコツです。

ウォータースポーツ・水上タクシー

ブルーラグーンのウォータースポーツ料金看板。バナナボートやジェットスキーの価格が並ぶ

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ウォータースポーツの受付看板。桟橋のすぐ横にあります

アクティビティ料金(筆者旅行時点)
  • バナナボート:15ユーロ/人
  • クレイジーソファ:15ユーロ/人
  • フライフィッシュ:25ユーロ/人
  • カヌーレンタル:15ユーロ
  • コミノ洞窟めぐり:15ユーロ/人
  • ジェットスキー20分:1名50ユーロ/2名60ユーロ
  • ジェットスキー30分:1名70ユーロ/2名80ユーロ
ブルーラグーンの水上タクシー案内看板。ゴゾ島やコミノット島への料金が書かれている

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水上タクシーの看板。ここが意外と便利です

個人的に「これは使える」と思ったのが、この水上タクシーです。
ブルーラグーン発の水上タクシー
  • コミノット島(Cominotto)へ 5ユーロ/往復込み・30分ごとに運航。ブルーラグーンの遊泳エリアで唯一の砂浜があるのがこの島です
  • ゴゾ島のムジャール港へ 10ユーロ
  • マルタ本島チェルケウアへ 15ユーロ
特にコミノット島の5ユーロは、混雑した本島側の浜から逃げるための最強の脱出手段だと思います。泳いで渡る人もいますが、水上タクシーのほうが荷物も運べて確実です。

9ブルーラグーンだけじゃない、コミノ島の歩き方クリスタルラグーン・サンタマリア湾・聖マリア塔を巡る散策ルート

ここは意外と知られていないのですが、コミノ島にはブルーラグーン以外にも見どころがあります。そして、そのほとんどが空いています。
ブルーラグーン以外の見どころ
  • クリスタルラグーン/ブルーラグーンの反対側にある、より深く濃い青の入り江。断崖に囲まれていて雰囲気がまったく違います
  • サンタマリア湾(Santa Marija Bay)/島の北側にある静かな砂浜。木陰があるのがありがたい。入場パスの対象外で予約なしで行けます
  • 聖マリア塔(Saint Mary's Tower)/17世紀の見張り塔。映画『モンテ・クリスト伯』のロケ地としても知られています
  • 島の遊歩道/桟橋から塔やサンタマリア湾へ、島を横断するトレイルが伸びています
高台から見下ろすブルーラグーンとコミノット島の岩壁

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少し坂を上がるだけで、見える景色がまるで変わります

歩くなら装備を整えて
  • 島のトレイルは日陰がほぼない乾いた岩の道です
  • 真夏の日中に、ビーチサンダルと水なしで歩き出すのはかなり危険です
  • 歩くなら朝の早い時間に、帽子・スニーカー・水を持って
  • ドローンは許可なしでは飛ばせません(重量に関係なく禁止です)

10正午にブルーラグーンを出て、そのままゴゾ島へ渡るコミノ島からゴゾ島へ追加料金なしで渡れる3島ルートの仕組み

ここからは、同じ日の午後の話です。 ブルーラグーンで泳いで、フライを食べて、時計を見たら正午。ふつうならここでマルタ本島に引き返すところですが、私は反対方向、ゴゾ島行きの船に乗りました。 これができるのは、Comino Ferriesのチケットに仕掛けがあるからです。往復券は、帰りをマルタ本島ではなくゴゾ島のムジャール港行きに振り替えられます。しかも追加料金はゼロ、同じ15ユーロのまま。時刻表のリーフレットにも「3 ISLANDS FERRY CONNECTION」としてはっきり書かれている、公式の仕組みです。
ブルーラグーンの桟橋に横づけされたCo-Op Cominoのボート。周囲にはツアーボートが密集している

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12時ちょうど、ブルーラグーンの桟橋。この船に乗ってゴゾ島へ向かいます

桟橋はこの時間になると各社のボートでごった返していて、自分の船を見つけるのに少し手間取ります。船体の「Co-Op Comino」の文字とスタッフのロゴ入りシャツを目印にするのが確実でした。乗る前にスタッフへ「ゴゾ?」と一言確認すれば、間違いなく案内してくれます。 船に揺られること15分ほど。あっという間にゴゾ島側の港が見えてきます。
ムジャール港に着き、ゴゾ・チャンネル・ラインの大型フェリーの脇を歩く乗客たち

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ムジャール港に到着。さっきまで泳いでいたのが嘘みたいな景色の切り替わり方

水着の上にTシャツを羽織っただけの格好で、いきなり大型フェリーの脇を歩くことになります。この落差が面白い。
ムジャール港に停泊するゴゾ・チャンネル・ラインの大型フェリー「GAUDOS」

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ゴゾ・チャンネル・ラインの大型フェリー。帰りはこれに乗ります

上陸したら、まずターミナルに寄る
  • 観光に飛び出したい気持ちをこらえて、先にゴゾ・チャンネルのターミナルで帰りの時刻と料金を確認しておくことを強くおすすめします
  • 先に確認しておいたおかげで、午後の予定を安心して組み立てられました
  • ターミナルは船を降りてすぐ目の前、迷いようがない場所にあります
ムジャール港のゴゾ・チャンネル旅客ターミナルのガラス張りの外観

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ゴゾ・チャンネル旅客ターミナル。ここでチケットや時刻表を確認できます

 ムジャール港(ゴゾ島の玄関口)

ちなみに逆パターンもあります。ゴゾ島に泊まっている人は、ムジャール港から10〜15分でブルーラグーンに着きます。マルタ本島から行くより圧倒的に近い。「朝イチのブルーラグーン」を本気で狙うなら、前夜にゴゾ島かメリーハに泊まるのが実は一番の近道です。


11ゴゾ島半日観光:ムジャール港からタ・ピーヌ大聖堂へゴゾ島バス301・308の乗り継ぎ方とタ・ピーヌ大聖堂の見どころ

ゴゾ島は、マルタ本島とはまるで空気が違います。ひとことで言うと「静かで、緑があって、坂が多い」。同じ国とは思えません。 港を出て振り返ると、いきなりこれです。
ムジャール港を見下ろす丘の上に建つネオゴシック様式のルルドの聖母教会

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ムジャール港の丘に建つ「ルルドの聖母教会」。港から歩いて上がれます

丘の上に、尖塔のあるネオゴシックの教会。ルルドの聖母教会(Church of the Madonna of Lourdes)です。港から階段で上がれて、上から見下ろすムジャール湾の眺めがすばらしいそうです。ただ私は時間が足りず、下から見上げるだけで終わりました。次に行くときは必ず上ります。

 ルルドの聖母教会(ムジャール)

ゴゾ島のバスは「すべてヴィクトリアに集まる」

ゴゾ島のバス網は、島の中心にある首都ヴィクトリア(現地名ラバト)を中心とした星形になっています。つまり、どこへ行くにもだいたい一度ヴィクトリアで乗り換えます。最初は面倒に思えますが、覚えてしまえばむしろ単純です。
ゴゾ島のバスの基本
  • 港からヴィクトリアへは301番。所要12分ほどで、30分間隔と本数が多い(他路線はおおむね1時間に1本)
  • 運賃はマルタ本島と共通で2.5ユーロ。2時間有効で乗り換え自由なので、ヴィクトリアでの乗り継ぎは追加料金なし
  • 支払いは運転手に現金かカードで直接
ゴゾ島ヴィクトリアのバスターミナル。木陰の下でバスを待つ人々と、ムジャール行きのバス

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ヴィクトリアのバスターミナル。「Rabat 5」のように乗り場番号で管理されています

ターミナルは木陰のある広場に面していて、待ち時間もそれほど苦になりません。乗り場は「Rabat 1〜5」と番号が振られているので、行き先ではなく乗り場番号で探すのがコツです。

 ヴィクトリア・バスターミナル(ゴゾ島の交通の要)

タ・ピーヌ大聖堂:畑のど真ん中に建つ巨大な聖堂

ヴィクトリアから308番のバスに乗ると、20分ほどで着きます。窓の外がどんどん畑になっていって、「本当にこの先に大聖堂があるのか?」と不安になったころ、唐突に現れます。
ゴゾ島の乾いた畑の向こうに建つタ・ピーヌ大聖堂。高い鐘楼とドームが青空に映える

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周りは一面の畑。この立地でこの規模、というギャップが一番の見どころかもしれません

タ・ピーヌ大聖堂(Ta' Pinu Basilica)。正式にはタ・ピーヌの聖母国立巡礼聖堂といって、マルタ全土から巡礼者が集まる場所です。 由来が少し変わっています。もともとここには、16世紀の小さな礼拝堂しかありませんでした。1883年、地元の女性カルミニ・グリマがこの礼拝堂の前を通りかかったとき、聖母の声を聞いたと伝えられています。その後この地で治癒の報告が相次ぎ、感謝のしるしとして島の人々が聖堂の建設を決めました。完成は1931年、翌年に小バシリカの称号を受けています。ヨハネ・パウロ2世、ベネディクト16世をはじめ、歴代の教皇も訪れている場所です。
タ・ピーヌ大聖堂の正面ファサード。バラ窓と3つのアーチ状の入口、赤い舗装の広場

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正面から。マルタ特有の蜂蜜色の石灰岩が、日差しでほとんど金色に見えます

そして中に入ると、外観の重厚さとは打って変わって、驚くほど明るく静かです。
タ・ピーヌ大聖堂の内部。白い石灰岩の柱とアーチが連なる身廊と木製の長椅子

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内部。石の彫刻がびっしりなのに、圧迫感がまったくない不思議な空間でした

見逃してほしくないのが、身廊脇の通路です。ヘルメット、松葉杖、ギプス、ベビー服、車いすの部品。祈りが叶ったお礼として奉納された品々が、ずらりと壁を埋めています。ここは観光名所ではなく、いまも生きている信仰の場なのだと、いちばん強く感じた場所でした。
タ・ピーヌ大聖堂の基本情報
  • 入場料:無料(寄付歓迎)
  • 開いている時間:おおむね朝7時ごろ〜19時(日曜は朝6時ごろから)。資料によって記載が分かれ、ミサの時間帯は拝観が制限されることがあります。公式サイト tapinu.org での確認が確実です
  • 服装:肩と膝が隠れる服装が求められます。ビーチ帰りの水着とパレオでは入れません。羽織るものを1枚バッグに入れておいてください
  • すぐ隣:タ・ガンマールの丘に、大理石の十字架の道行き(14留)が頂上まで並んでいます(日陰なし・夏の日中は要注意)

 タ・ピーヌ大聖堂(Għarb)

正直に書くと、半日ではここが限界でした
  • 12時過ぎに上陸して16時前には港に戻る計画だと、実質の観光時間は3時間ちょっとです
  • 私はタ・ピーヌ1か所で使い切りました。ヴィクトリアの城塞(チタデッラ)も、アズール・ウィンドウ跡のドゥエイラも諦めました
  • ゴゾ島をちゃんと見たいなら、素直に1日まるごと取ってください
  • この半日ルートは「コミノ島のついでに、ゴゾ島の空気だけでも吸っておく」ためのものだと割り切るのが正解です

12ゴゾ島からマルタ本島へ帰るゴゾ・チャンネルは行き無料・帰りに4.65ユーロを払う仕組み

さて、帰りです。ここにマルタ旅行で最も多くの人がつまずくポイントがあります。
ゴゾ・チャンネルは「行きに払わない」
  • マルタ本島からゴゾ島の方向では、徒歩客も車も運賃を徴収されません
  • チェルケウアでチケット売り場を探しても見つからないのはこのためで、そのまま船に乗せられます
  • お金を払うのはゴゾ島のムジャール港で、帰りの便に乗る前
  • これさえ知っていれば何も難しくないのですが、知らないと「無賃乗船してしまったのでは」とずっと落ち着かないままになります
私は14時58分、ムジャール港のターミナルでチケットを買いました。
ゴゾ・チャンネルの乗船券。ムジャール発チェルケウア行き、4.65ユーロと印字されている

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実物。ムジャール(MGR)からチェルケウア(CKW)で4.65ユーロです

窓口は分かりやすく、頭上に「Gozo Channelのチケットはここでのみ販売」という青い看板が下がっています。
ムジャール港ターミナル内のチケットカウンター。頭上に青い案内看板が下がっている

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チケットカウンター。ここで買わないと帰れません(※一部ぼかし加工しています)

カウンター脇には時刻表と料金表が掲示されています。私はこの掲示を写真に撮っておいて、あとで何度も見返しました。
ゴゾ・チャンネルの時刻表と料金表の掲示。曜日別に細かく時刻が並んでいる

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曜日別の時刻表と料金表。深夜0時台まで便があるのが分かります

ゴゾ・チャンネル・ラインの料金(掲示より)
  • 大人(標準):4.65ユーロ
  • 大人(深夜便):4.05ユーロ
  • 子ども:1.15ユーロ
  • 車とドライバー(標準):15.70ユーロ
  • 車とドライバー(深夜便):12.80ユーロ
  • 自転車:1.15ユーロ
驚くほど安いです。25分の船旅で4.65ユーロ。マルタのバス2回分と変わりません。
出航したフェリーのデッキから見たムジャール港。漁船が並び、丘の上に教会が建つ

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出航。デッキから見るムジャール港が、これまた絵になります

色とりどりの漁船が並ぶ港と、丘の上のルルドの聖母教会。ゴゾ島でいちばんきれいな景色は、じつは船の上から見る港そのものかもしれません。デッキに出る価値は十分にあります。 25分ほどでマルタ本島のチェルケウアに帰着します。
フェリーターミナルの待合ホール。青い椅子が並び、大きな窓から海が見える

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ターミナルの待合ホール。カフェもあって、バス待ちの時間もしのげます

フェリーターミナルの外観。コンクリートの庇と階段、奥に路線バスが停まっている

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ターミナルを出るとすぐバス乗り場。乗り継ぎは楽です(※一部ぼかし加工しています)

並木道に停車する3台のマルタ公共交通のバス

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あとはバスを乗り継いで宿へ。朝8時前に出て、この時点で夕方でした

このルート最大の利点は「終電がないこと」
  • ゴゾ・チャンネルは24時間運航です。日中はおおむね30〜45分間隔、深夜も便があります
  • コミノ島行きのボートが夕方で終わってしまうのと違い、ゴゾ島に渡ってしまえば時間の心配がほぼ消えます
  • ヴァレッタ発着の高速フェリー(片道7.5ユーロ前後・所要45分)も選択肢になります
  • 2026年からはスリーマ発・ブジッバ発の航路も加わっているので、宿の場所によってはこちらのほうが早い場合があります

13持ち物チェックリストと、やらかしがちな失敗マリンシューズと水は必携。入場パス忘れなど6つの失敗例

持っていってよかったもの・持っていくべきだったもの

コミノ島の持ち物チェックリスト
  • マリンシューズ(岩用サンダル)/これが最重要。浜の大部分が岩で、裸足だと普通に痛いです
  • 水 1.5リットル以上/島に水源はありません
  • 日焼け止め(強めのもの)/日陰がありません。塗り直す前提で多めに
  • 帽子・サングラス/白い岩の照り返しが強烈です
  • 速乾タオル・ラッシュガード
  • 現金(少額のユーロ)/フードトラックはカードが使えることが多いですが、通信が不安定になることがあります
  • シュノーケルセット/透明度が高いので、これがあるかないかで見える世界が変わります
  • 防水ケース/船上で普通に波をかぶります

やりがちな失敗

この6つに気をつけてください
  • 入場パスを取らずに行く/2025年5月以降の最大の落とし穴です
  • ゴゾ島行きの大型フェリーの窓口に並ぶ/コミノ行きは岸壁の小屋です
  • オンライン購入で安心して、紙への引き換えを忘れる/1本乗り遅れます
  • 最終便の時刻を確認していない/島に取り残されると本気で困ります。特に冬季は最終が早いです
  • パラソル・デッキチェアを当てにする/数に限りがあり、午前中に埋まります。しかもセットで30ユーロ前後と決して安くありません
  • クラゲ対策をしていない/地中海なので、時期によっては出ます。現地の旗表示を確認してください

14ツアーと自力、結局どっちがいい?自力20ユーロ・ツアー35ユーロを比較。決め手は朝の到着時刻

比較項目路線バス+フェリー(自力)宿・現地ツアー
費用の目安20ユーロ前後30〜45ユーロ
港までの移動自分で(バス60〜90分)送迎つきが多い
帰りの時間自由(オープンチケット)固定(10時発17時帰りが典型)
朝イチ到着バス次第でやや不安定安定して早い
入場パス自分で登録含まれることが多い(要確認)
向いている人時間を自分で決めたい人/滞在が長い人ひとり旅/日程が短い人
私の実感としては、「人の少ないブルーラグーンを見たいかどうか」で決めるのが一番はっきりしていると思います。 朝の静けさを取りに行くなら、送迎つきツアーか、前夜にメリーハ・ゴゾ島に泊まって始発を狙う。逆に「日が高い時間の一番濃い青を見たい」「夕方までのんびりしたい」なら、帰りの時間が自由な自力のほうが確実に快適です。ツアー船は17時に一斉に帰ってしまうので、夕方の一番いい光の時間には島にいられません。

15よくある質問入場パス・混雑時間・バス路線・ベストシーズンの疑問に回答

Q. 入場パスは本当に無料ですか?何かの罠では?

本当に無料です。マルタ政府が人数管理のために導入した登録システムで、料金は発生しません。公式は blcomino.com(旧称 bluelagooncomino.mt)です。「Blue Lagoon ticket」を有料で売っている転売系サイトもあるので、必ず公式から取ってください。

Q. コミノ島へ行くバスは何番に乗ればいいですか?

スリーマ・セント・ジュリアン方面からは222番、ヴァレッタからは41・42番か速達のX300番、ブジッバ方面からは221番です。以前案内されていたX1・X2系統は2025年4月に廃止され、X300などに統合されています。どの路線もチェルケウア(Ċirkewwa)が終点です。

Q. ブルーラグーンが一番混雑するのは何時ですか?

ヴァレッタやスリーマ発の大型ツアー船が到着する10時半〜12時が最も混みます。私が実際に見た限り、8時40分はヨットが数隻浮かぶだけの静かな浜でしたが、同じ場所が11時には人とボートで埋め尽くされていました。静けさを取りたいなら朝一番の便が確実です。

Q. 子連れでも大丈夫ですか?

行けますが、真夏の日中はおすすめしにくいです。日陰がなく、岩場が多く、混雑時は場所の確保も難しいためです。行くなら朝一番の便で、パラソルを早めに押さえるか、木陰のあるサンタマリア湾を選ぶのが現実的です。

Q. ベストシーズンはいつですか?

泳ぐことを優先するなら5〜6月と9〜10月が本命です。水温が十分で、7〜8月ほどの混雑がありません。7〜8月は最も混みますが、朝一番か夕方枠を選べば十分に楽しめます。11〜4月は海水温が下がり、便数も減って天候に左右されます。

Q. コミノ島に泊まれますか?

島唯一のホテルは長く休業しており、宿泊の選択肢はほぼありません。ブルーラグーンから徒歩10分ほどのところにキャンプ場があり、許可なしで利用できますが、道具はすべて持参で、ゴミの持ち帰りなど厳しいルールがあります。夜間の照明や騒音についても細かい規定があるので、事前に確認を。

Q. コミノ島とゴゾ島を1日で回るのは無理がありますか?

「両方をしっかり見る」なら無理です。ただ「午前はブルーラグーンで泳いで、午後はゴゾ島を1〜2か所だけ見る」なら十分に成立します。私は朝8時40分にコミノ島に着き、12時にゴゾ島へ渡って、タ・ピーヌ大聖堂1か所を見て15時半の便で戻りました。

Q. ゴゾ島でレンタカーは必要ですか?

半日なら不要ですが、丸1日回るなら車があると効率がまったく違います。ゴゾ島のバスは首都ヴィクトリアを中心とした星形の路線網で、多くの路線が1時間に1本。移動のたびに乗り換えと待ち時間が発生します。

Q. マルタのどこに泊まるのが便利ですか?

ブルーラグーン優先ならメリーハ、島全体を観光するならスリーマ/セント・ジュリアン、静けさ重視ならゴゾ島です。私はセント・ジュリアンに泊まって、送迎つきツアーで距離のハンデを埋めました。

16まとめ朝一番の便に乗ることが満足度を決める

コミノ島のブルーラグーンは、「観光地として消費されすぎている」と批判されることもある場所です。実際、11時以降の浜を見れば、その指摘も分かります。 それでも、朝8時40分の、まだ誰のものでもない時間帯のあの色は、わざわざ地中海のど真ん中まで来た甲斐がありました。加工していない写真であの色が出る海は、私が行った45か国のなかでも数えるほどしかありません。
この記事の要点
  • 入場パス(無料)を blcomino.com で事前登録する。夏は早めに
  • 港はチェルケウア(またはマルファ)。バス222・41・42・221・X300などで行ける
  • フェリーは往復15ユーロ・所要20分・帰りの時間は自由
  • 朝一番の便に乗る。満足度はここでほぼ決まります
  • マリンシューズと水は必ず持参。日陰はありません
  • 時間があるなら、追加料金なしでそのままゴゾ島へ抜けるルートが使える
  • ゴゾ島からの帰りはムジャール港で4.65ユーロを払う。行きは無料なので探しても窓口はない
マルタは小さな国ですが、島ごとに表情がまったく違います。午前中に地中海でいちばんきれいな海で泳いで、午後には畑のど真ん中の大聖堂で奉納されたヘルメットの列を眺めている。同じ日の出来事だと自分でも信じられないくらいの落差があって、それがこの国のいちばん面白いところだと思います。この記事が、その一日を組み立てる助けになればうれしいです。

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