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未経験でのコンサル転職挑戦記!
中途採用で,コンサル未経験の状態でコンサル転職を行ったので,その体験談を書いていこうと思います.
今回は,外資系総合コンサルティングファームBig4の1つの『PwC』に挑戦致しました.
PwCの中途転職での実際に行った対策や面接の回数・内容などの選考フローに加えて,最終面接・リファレンスチェック体験談をつらつらと書いていきたいと思います.
PwCの最終面接は,人事面接とパートナー面接の2つに分かれています.筆者の場合は両方の面接を同日に実施し,人事面接の後にパートナー面接という順番でした.
もくじ
まず企業情報を少し書いておこうと思います.
PwCコンサルティング合弁会社の公式サイトはこちらになります.企業名のPwCの略は,『プライスウォーターハウスクーパース』です.
オフィスは,東京の大手町エリアにあります.一方で,ハイブリットワークなどの柔軟な働き方改革にも積極的に注力している企業です.
PwCは,コンサル転職をすると必ず聞くであろう『コンサルBig4』の内の1つです.
コンサルBig4とは,世界4大監査法人のグループファームである『デロイト,PwC,KPMG,EY』の4社を指します.これらの企業は,コンサルティングサービスだけでなく,監査・税務・法務などの幅広いサービスを提供できる点が強みとなっています.
顧客に優先順位をつけて,『プライオリティアカウント』と呼ばれる主要な顧客にターゲットを絞り込んで継続的に支援する戦略をとっており,業績も堅調に伸びている企業です.
まずは前提として,大まかなプロフィールを紹介しておきます.
20代後半男性
新卒から1社勤め
外資系自動車サプライヤー所属
ソフトウェアエンジニア
英語は少ししゃべることができる
ご覧のように,業務でコンサルタントとの関わりもなく,無知の状態でスタートしました.
現職で参加していたプロジェクトが終わる頃で,今後のキャリアを社内外で検討し現職内でのジョブローテか外資系の同業他社を選択肢として検討していました.
ちょうどそのタイミングに,たまたま外資総合コンサルティングファームA社のリクルーターの方から接触があり,面白そうだと感じたことから,コンサル転職を検討し始めたというのがきっかけです.
業界知識もなく業界知識や難易度等の情報収集もかねて,コンサル転職に特化したエージェントに登録し,紹介された求人の中でPwCに魅力を感じ応募したというのが経緯です.(川崎フロンターレのパートナー企業だったので,名前のみ知っていました.)
コンサル未経験だった筆者が,実際に受けてきた選考体験談を紹介していきたいと思います.選考フローや日程感,選考対策など知りたい方やPwCへ中途転職に挑戦しようと考えている方の参考になれば幸いです.
『コンサルタント』の職種で応募しました.
気になる選考フローですが,人により異なるそうです.面接の内容や志望度を上げて貰いたいなどの理由により,面接回数が変わったりするようです.大まかな選考フローを載せておきます.
選考フロー |
---|
書類選考 |
WEBテスト |
複数回面接(2~4回) |
リファレンスチェック |
オファー判断 |
特徴的なのは『リファレンスチェック』で,今まで働いた同僚に協力依頼して身辺調査が面接通過後に実施されます.
2次面接まで無事に通過し,最終面接までたどり着いたので最終面接の体験談を下記に書いておきます.最終面接は人事面接とパートナー面接の2つに分かれていますが,同日に実施しました.午前に人事面接を最初に行った後,夕方頃にパートナー面接を行いました.
1時間丸々使用したGoogle Meetでのオンライン面接でした.
この人事面接は,選考とは関係ないと伺っており,リラックスしつつも気を抜かずに挑みました.
優しい雰囲気の女性の方でした.
今後の選考フローについてや,入社する場合に事前に把握しておくべき事項についての説明がありました.副業の有無や株の保有・売買に関する制約についての説明がなされました.
その説明で約40分程使用し,その後人事部から全員に聞いている質問があるとのことで,約15分ほど質疑応答がありました.
そこで今後の選考フローに関しては,パートナーとの3次面接が最終面接であるとの案内があり,パートナーの~が対応しますと伝えられました.
一通りの質問が終わった際に5分ほど時間があったので,『何か不明点や質問はありますか?』と逆質問タイムが一応設けられました.
1次面接や2次面接での良かった点と課題点の評価について伺いました.非常に良い評価で,課題点などは聞いてないとのことで安心しました.課題点があれば,そこを意識して次の選考に生かせるので,聞けるタイミングで聞いておくのが良いと思います.
その評価を聞き終えた時点で時間になり,人事面接は無事に終了しました.
本日夕方にある最終面接がんばってください!
ありがとうございます!がんばります!本日はお時間頂きありがとうございました.失礼致します.
終了時のやりとりで,やはり選考には関係ないのかなと思いました.スクリーニングの要素が近いのだと思いました.
1時間のGoogle Meetでのオンライン面接でした.
パートナーとの面接だったので,どこまで深堀りされるか不安ながらも,人事面接時に最終面接と伺っていたので,平常心で臨むことができました.
優しい雰囲気を纏いつつもビジネスマンという感じの男性の方でした.
筆者と同じ業界から外資系コンサルティング会社を経由してPwCで活躍されている方でした.
固い雰囲気で進むのかなと感じていたのですが,先方の自己紹介から始まり,終始リラックスした雰囲気で面接が行われました.
最初の自己紹介では,過去の職歴のみではなく将来のことも質問されました.それに加え,志望理由を聞かれました.
あなたのこと教えてください.
現職の~に入社して,~をしてきて,現在は~をしています.
せっかくだから過去だけでなく,将来についても教えてください.
現在の~の知見を活かしつつ,キャッチアップの必要性は感じていますが,~に関わるプロジェクトに貢献していきたいと考えています.
分かりました.たぶん~をするために志望していると思うのだけど,志望理由について聞かせてください.
はい,ご認識の通りです.~なので御社志望しています.
ありがとうございます.であれば,チーム構成を知った方が良いと思うので,チームの紹介をするね.
(チームの紹介とそれぞれが何をやっているかの説明)
これらを聞いてどのチームでどういうプロジェクトに携わりたいと思ってますか?
~チームの~関連のプロジェクトです.
志望理由からするとそうだよね.ただ経歴的には,このチームやこのチームでも活躍できるんじゃないかと考えてるんだよね.
という形で,実際に過去のことを深堀りされることはなく,将来像についての質問がメインでした.これらの自己紹介と志望動機が最初に聞かれた質問で,付随してやりたいことやどのチームに入りたいかの確認をされました.
この後からは逆質問タイムで40分もありました(笑)
分かりました.だいたい分かったから,聞きたいこと何でも聞いて!何か聞きたいことある?
逆質問の時間が想定以上の長さだったため,あれ?と驚いてしまいました.
逆質問の時間は多かったですが,話は盛り上がってしまい1時間みっちり使用してしまいました.聞きたいことを聞きつつ,雑談として普段こういう質問も良く来るからという流れで色々な情報も提供してくださったりしました.
『現在60個のプロジェクトを抱えているから,プロジェクトの話は何でも聞いて.』と言われたのはかなり印象的で,色々な情報を頂けて解像度が高くなりました.
逆質問中や雑談での言葉で内定を頂けそうだなとは感じたので,入社までにやっておくと良いことなども質問しました.
このチームや~チームなど複数のチームにアサインすることも可能だと思っている.
~な理由から,君のようなバックグラウンドを持った人材が欲しいんだよね.
面接終了時には,内定を頂けるだろうなというのは確信に変わりました.
ぜひうちの会社にジョインしてくれるのをお待ちしています.
この最終面接はプロジェクトの内容について細かく聞くことができたり,雑談も含めてざっくばらんに話すことができて,面接であるのを忘れるくらい1番楽しかったです.
複数回の面接を通して,面接の雰囲気づくりから会話も楽しく,PwCの人の良さを大いに感じることができました.おかげで面接を重ねるにつれて,志望度もかなり高まっていきました.
確信は持っていたものの,正式に結果が出るまではなんだかんだソワソワしていました.最終面接の結果は無事に『合格』で,オファー方針であるとのご連絡をエージェント経由で翌日に頂きました.
最終面接の翌日にオファー方針だと伝えられてから,リファレンスチェックの実施依頼の案内も来ました.
リファレンスチェックは経歴詐称などをしていないか,社内での勤務態度や人柄などを問うものが質問事項になっているようです.依頼主は質問内容や回答内容を見ることは出来ませんでした.
基本は上司と同僚の2名に依頼をする必要があるとのことでしたが,筆者は先輩社員2名に依頼して実施してもらいました.
回答は約20分ほど可能と伝えられましたが,依頼者によると中身は結構しっかりした質問だったらしく,しっかりと用意する必要があると伺いました.
エージェントによると,経歴詐称などをしていなければ,無事に通過するとのことです.
オファー内容は,リファレンスチェックを通過した後に社内稟議にかけられるとのことでした.
依頼者2人のリファレンスチェックの回答終了日の翌日に結果が出て,無事にリファレンスチェックが通過したと聞いて安心しました.
リファレンスチェックの通過連絡共に,オファー内容調整のための社内稟議に入っているとのご連絡をエージェント経由で頂きました.
その日の夜に社内稟議は無事に通過したとの連絡を頂き,オファー発行自体は翌日以降になるとのご連絡をエージェント経由で頂きました.
社内稟議行われた翌日に正式なオファーレターを頂きました.最高にうれしかったです.
実はこの時,日系大手コンサルティングファームのB社からオファーを頂いていて期限が迫っていたため,PwC側に最終面接からオファーレター発行までかなり急いで対応して頂きました.
幸いにも複数社から内定を頂けて,かなり強気に交渉ができた結果,基本給や入社一時金の対応によって当初の希望条件よりも好待遇なオファーを引き出すことができました.
かなり満足のいく転職活動をすることができました!
好待遇の条件のオファーを引き出すためには,エージェントの協力が不可欠でした.他社との最終面接の時期を合わせたりする必要もあり,エージェントのスケジューリングには特に感謝しています.
またエージェントとの面接対策は大いに役立ったと感じています.練習を通して,常に結論ファーストなPREP法に沿っての受け答えの意識付けができるようになったと感じています.
特に自分自身の深堀り・業界理解度確認項目や過去問の記載されたExcelシートをエージェントに添削をしてもらい,少なくとも合計5往復程行ったことは大いに自信を深める手助けとなりました.面接を通して高評価を頂けたことが,予想を上回るオファーにつながったと思っています.
実際に今回利用したのは,コンサル転職に特化した『MyVision』というエージェントです.横田様に対応していただきました.
コンサル転職を検討している方には,個人的にはおすすめできると思いました.他でも良いと思いますが,少なくともコンサルに特化したエージェントが良いと思います.
業界理解の推進から書類の添削,度重なる面接対策など最初から最後まで親身に伴走して頂き,夜分遅くまで対応してくれたので非常に感謝しています.
自分に合うエージェント会社を見つけるために,複数を比較検討してみてください.MyVisionは元コンサルが所属していて,PwCともパイプの強さを感じたので,PwCやBig4の内定が欲しい方には特におすすめです.
ひとまず,話を聞いてみるのが良いと思います.コンサルタント転職を考えている方は,ぜひ検討してみてください.
今回の転職活動の中で,選考対策として使用した書籍を振り返っておきます.
コンサル転職ではケース面接が出題されることがありますが,最終面接ではケース問題の出題はありませんでした.1次面接で軽く実施したからかもしれません.
1次面接でケース問題に近しい議題の確認を受けたように,少なくとも1回はケース問題の出題があると身構えておいた方が良いと思います.
実施したケース面接対策として,定番である『東大生が書いた』シリーズを利用したのですが,市場規模などのフェルミ推定や構造的な思考力を養うために非常に役に立ちました.最初は非常に苦労しましたが,少しずつアプローチ方法が掴めてきたのは大きかったです.
こちらは,実際にコンサル転職後も使用できる考え方のノウハウが詰まっているので,今後も頭を鍛えようと思っています.
またWEBテスト対策として,こちらの書籍を反復しました.傾向を掴めれば良いので,複数の書籍を購入する必要はなく1冊を何周かするのをおすすめします.
なんだかんだ玉手箱は短い時間で大量の問題を解く必要性があり特殊だったので,最大の山場であったといって過言ではありませんでした.無事にこのWEBテストを乗り越えられたのは大きかったです.
玉手箱の対策として,定番のこちらの書籍をやりこむことで対策に励みました.
うまく書籍を使いながら,選考対策を進めていってください.
エージェント経由で応募した日を基準に実際の体験談ベースのスケジュールを振り返ってみました.
選考フローとスケジュール
イベント | 日程 |
---|---|
エージェント経由で応募 | 0日目 |
書類選考通過 WEBテスト受験案内 |
1日目 |
WEBテスト受験 | 7日目 |
WEBテスト通過 | 9日目 |
1次面接 | 14日目 |
1次面接通過 | 14日目 |
2次面接 | 16日目 |
2次面接通過 | 17日目 |
人事面接 | 19日目 |
最終面接 | 19日目(同日) |
リファレンスチェック案内 | 20日目 |
リファレンスチェック完了 | 21日目 |
最終面接連絡 | 22日目 |
オファーレター | 23日目 |
※日程は営業日のみで計算しています.
リファレンスチェックは,金曜日に案内を頂き,依頼者に土日を使って完了してもらいました.一応事前に依頼しておくのがスムーズに進めるキーポイントでした.
上記表の日程に関しては,土日は含まず営業日ベースでの計算としています.そのため,実際には応募した日からちょうど1カ月後あたりに内定を頂くことができました!
ただし,他社選考が進んでいたこともあり急いでの選考だったため,約1カ月半程の期間を見積もっておくのが良いと感じました.
他に選考を受けている方はどうか分かりませんが,筆者の場合は選考期間が1カ月で,3回の面接と人事面接が実施されました.個人的に1次面接が最初にして最大の関門の面接だと感じました.
1次面接・2次面接・最終面接を通して,他社と比べてPwCの人の優しさや質の良さを感じることができ,面接を重ねるにつれて面接自体が非常に楽しくなっていったので,自然と志望度もどんどん高まっていきました..
そのような中で無事に最終面接を通過し,リファレンスチェックも問題なく完了できて,予想を超える条件のオファーを頂くことができて良かったです.
行うべき対策に関しては,慣れが必要な玉手箱のWEBテストが乗り越えるべき第1ステップで,選考前の時間に余裕があるうちに進めておくのをおすすめします.そうすれば面接対策に比重をかけることができるので有益だと思いました.
個人応募でも良いとは思いますが,エージェントに頼むことで対策の精度が上がるメリットも大きいと思いました.模擬面接などの面接対策に加え,他社選考とスケジュールを合わせることで好条件のオファーを引き出すための優位性が発揮することができます.
⇒ おすすめのエージェント を再確認するまたケース面接の対策もしっかり実施するに越したことはありません.今回はケース問題が出題されることはありませんでしたが,選考は1発勝負の世界のため,いつ出題されても対応できるように,必ずケース面接の対策をしたうえで面接に臨むようにしておきましょう.
⇒ 選考対策 を再確認するコンサル未経験でも対策をしっかりと行うことで,最終的に非常に良いオファーを頂けたのは非常にうれしい結果につながりました.
この記事を読んでいる方は,現在選考中やこれから選考に臨まれる方が多いと思いますし,不安の気持ちが大きくなっていると思います.筆者の体験談から,面接回数や質問内容などの解像度が少しでも高まればうれしいです.
少しでもコンサルタント転職に向けて選考対策している方のお役に立てれば幸いです.頑張ってください~!
引き続き『よすたび』を宜しくお願い致します😌
最後まで読んでいただきありがとうございました~♪
このブログについて
外資系コンサルのYOSです.
日々培った知識を整理するためや,役立つ情報をシェアできればと思い,ゆるーく更新中です.