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未経験でのコンサル転職挑戦記!
コンサル未経験の状態で,中途採用枠でコンサル転職を行ったので,その体験談を書いていこうと思います.
今回は,日系総合コンサルティングファームの『ベイカレントコンサルティング』に挑戦致しました.
ベイカレントの中途転職で実際に行った対策や,選考フロー・書類選考・WEBテストの体験談をつらつらと書いていきたいと思います.
もくじ
まずベイカレントコンサルティングの企業情報を少し書いておこうと思います.
ベイカレントコンサルティングは日系大手コンサルティングファームです.公式サイトはこちらになります.
オフィスは,東京の六本木エリアの麻布台ヒルズにあります.2024年にオフィスをこちらに移動してきたので非常にきれいです.
ベイカレントは,アジアNo.1のコンサルティングファームを目指しており,近年コンサルタントを大量採用しています.業績も同様に急成長中で売り上げも驚異的な伸びを記録しています.
直近4年間の売上推移
年 | 売上(億円) |
---|---|
2021 | 428.7 |
2022 | 576.4 |
2023 | 760.9 |
2024 | 939.0 |
急成長中の一方で,激務というイメージを持つ方も多いです.しかし東証一部に上場したこともあり,残業時間の徹底管理など働き方改革にも着手していて労働環境は改善されています.
また外資系ファームがブランド使用料に多額の経費を費やしているのに対して,その費用が不要な日系企業のベイカレントはその分を従業員に還元しており,高収入の企業としても認知されています.
まずは前提として,大まかなプロフィールを紹介しておきます.
20代後半男性
新卒から1社勤め
外資系自動車サプライヤー所属
ソフトウェアエンジニア
英語は少ししゃべることができる
ご覧のように,業務でコンサルタントとの関わりもなく,無知の状態でスタートしました.
現職で参加していたプロジェクトが終わる頃で,今後のキャリアを社内外で検討し現職内でのジョブローテか外資系の同業他社を選択肢として検討していました.
ちょうどそのタイミングに,たまたま外資総合コンサルティングファームA社のリクルーターの方から接触があり,面白そうだと感じたことから,コンサル転職を検討し始めたというのがきっかけです.
業界知識もなく業界知識や難易度等の情報収集もかねて,コンサル転職に特化したエージェントに登録し,紹介された求人の中でベイカレントに魅力を感じ応募したというのが経緯です.
コンサル未経験だった筆者が,実際に受けてきた選考体験談を紹介していきたいと思います.選考フローや日程感,選考対策など知りたい方やベイカレントに挑戦しようと考えている方の参考になれば幸いです.
『コンサルタント』の職種で応募しました.
まず気になる選考フローですが,人により異なるそうです.面接の内容や志望度を上げて貰いたいなどの理由により,面接回数が変わったりするようです.基本的な面接回数は2回です.大まかな選考フローを載せておきます.
選考フロー |
---|
書類選考 |
WEBテスト |
複数回面接(2~3回) |
オファー判断 |
特徴的なのはオンライン形式ではなく,オフィスで実施される『最終面接』となっています.
履歴書と職務経歴書を準備して,エージェント経由でベイカレントに応募しました.
履歴書の経歴を高校卒業時から記載していたのですが,中学入学時からの記載を求められました.また写真も必須であるとご指摘を受けました.
翌々日に書類選考通過とのご連絡を頂き,WEBテスト受験に進んでくださいとのご案内を頂きました.
応募にあたり書類準備に精を出していたため,テスト対策はこの時点から始めました(早めにやっておけよ.という感じですが…).WEBテスト受験期限は設定されていませんでした.
テスト形式は『WEB/GAB』でした.WEB/GABというテスト形式は,非言語と言語の2項目があるのですが,時間がなかったので非言語のみ対策して臨みました.
比較的簡単な問題や規則性のある問題を短時間でたくさん解く必要性があります.ある程度似たような問題も多く出題されるので,タイムロスは大いにスコアに直結します.対策はかなり効果を生むので,練習・反復は必須です.
WEB/GABのテスト形式については,少し例題も載っているこちらのサイトを参考にしました.
企業に応募しつつ,テスト対策やコンサルタントという職業理解・知識などのキャッチアップを同時並行で行っていました.受験までの猶予があり,応募後でも対策は可能だと感じましたが,選考に臨むスピード感は見られている印象を受けました.
ベイカレントのWEBテスト受験は,書類通過後に受験日時を決める必要がありました.Teamsを利用して,オンライン上で指定された時間に受験を実施します.
当日はTeamsで採用担当の方に対して画面オン・音声オン・画面共有の通話状態で受験しました.いわゆる『監視GAB』でした.企業によって問題数や時間は異なるみたいですが,筆者の場合は3項目合計で約40分間の試験でした.
中途での転職の場合のスコアのボーダーラインの目安は約7割以上の点数で,ベイカレントの場合は正答率も見られるとエージェントから聞きました.
パーソナリティ検査は,4つの選択肢から『最も当てはまる』と『最も当てはまらない』選択肢を選んでいくものでした.変に良いスコアを取ろうとする必要はないので,正直に自分の直感を信じて選択していけば良いと思います.
翌営業日に『WEBテスト通過』のご連絡を頂きました.
実際に行った対策としては,1つの参考書をひたすら反復したのみです.基本的に似たような問題が出るので,1冊を反復すれば十分だと思いました.普段は計算していた問題も,こういう規則を利用して解けば計算不要で時間削減ができるといったコツさえ掴めれば,それが大いにスコアに反映されるなと感じました.
経験にもよりますが,第一関門となる書類選考の通過率は約50%前後と言われています.書類選考を突破するためには,ブラッシュアップが欠かせません.利用したエージェントによる書類添削は,書類通過の大きな要因となりました.
次なる関門のWEBテストに関しても,模擬試験を受験することができたので,現状の把握や対策に大いに役立ったと思います.
今回利用したのは,『MyVision』というエージェントです.横田様に対応していただきました.
コンサル転職を検討している方には,個人的にはおすすめできると思いました.他でも良いと思いますが,少なくともコンサルに特化したエージェントが良いと思います.
業界理解の推進から書類の添削,度重なる面接対策など最初から最後まで親身に伴走して頂き,夜分遅くまで対応してくれたので非常に感謝しています.
自分に合うエージェント会社を見つけるために,複数を比較検討してみてください.MyVisionは元コンサルが所属していて,ベイカレントともパイプの強さを感じたので,ベイカレントの内定が欲しい方には特におすすめです.
ひとまず,話を聞いてみるのが良いと思います.コンサルタント転職を考えている方は,ぜひ検討してみてください.
今回の転職活動の中で,選考対策として使用した書籍を振り返っておきます.
WEBテスト対策として,こちらの書籍を反復しました.玉手箱とWEB/GABは似ているので,複数の書籍を購入する必要はなく傾向を掴めば良いと思います.1冊を何周かするのをおすすめします.
なんだかんだWEB/GABは短い時間で大量の問題を解く必要性があり特殊だったので,最大の山場であったといって過言ではありませんでした.無事にこのWEBテストを乗り越えられたのは大きかったです.
WEB/GABの対策として定番のこちらの書籍を,筆者もやりこみました.
ベイカレントではケース面接が出題されないと言われていますが,その人の素養や経歴,面接評価によるとも聞くので早いうちに対策をしておくのが良いです.少なくともどういうものかの把握はしておくべきです.
ケース面接対策として,定番である『東大生が書いた』シリーズを利用しました.市場規模などのフェルミ推定や,構造的な思考力を養うために非常に役に立ちました.最初は非常に苦労しましたが,少しずつアプローチ方法が掴めてきたのは大きかったです.
こちらは,実際にコンサル転職後も使用できる考え方のノウハウが詰まっているので,今後も頭を鍛えようと思っています.
うまく書籍を使いながら,選考対策を進めていってください.
エージェント経由で応募した日を基準に実際の体験談ベースのスケジュールを振り返ってみました.
選考フローとスケジュール
イベント | 日程 |
---|---|
エージェント経由で応募 | 0日目 |
書類選考通過 WEBテスト受験案内 |
3日目 |
WEBテスト受験 | 8日目 |
WEBテスト通過 | 9日目 |
※日程は営業日のみで計算しています.
応募してからは,比較的早いスピード感で選考が進んでいきました.
他社選考の方が面接回数が多かったり,社内プロセスが多く日数を費やすことがあるので,ベイカレントをゆっくり目に進めていくと他社と足並みが揃って,比較できるのではと思います.
ベイカレントが第一志望の場合は,早いスピード感で進めていくと良い評価を頂ける可能性も高くなると思います.
無事に書類選考とWEBテストを通過することができて良かったです.
行うべき対策に関しては,慣れが必要なWEB/GABのWEBテストが乗り越えるべき第1ステップで,選考前の時間に余裕があるうちに進めておくのをおすすめします.そうすれば面接対策に比重をかけることができるので有益です.
ケース面接の対策もしっかり実施するに越したことはありません.選考は1発勝負の世界のため,いつ出題されても対応できるように,必ずケース面接の対策をしたうえで面接に臨むようにしておきましょう.
⇒ 選考対策 を再確認する個人応募でも良いとは思いますが,エージェントに頼むことのメリットも大きいと思いました.書類添削や面接対策に加え,他社選考とスケジュールを合わせることで好条件のオファーを引き出すための優位性が発揮することができます.
⇒ おすすめのエージェント を再確認するこの記事を読んでいる方は,現在選考中やこれから選考に臨まれる方が多いと思いますし,不安の気持ちが大きくなっていると思います.筆者の体験談から,面接回数や質問内容などの解像度が少しでも高まればうれしいです.
少しでもコンサルタント転職に向けて選考対策している方のお役に立てれば幸いです.頑張ってください~!
引き続き『よすたび』を宜しくお願い致します😌
最後まで読んでいただきありがとうございました~♪
このブログについて
外資系コンサルのYOSです.
日々培った知識を整理するためや,役立つ情報をシェアできればと思い,ゆるーく更新中です.