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旅行記

リュブリャナ

スロベニアの国旗

リュブリャナ観光は半日で足りる?竜の橋・城まで歩いて回るモデルコース

「スロベニアの首都って、どこか知ってますか?」 こう聞かれて即答できたら、かなりの旅好きだと思います。答えはリュブリャナ(Ljubljana)。人口約30万人、ヨーロッパの首都の中でも指折りの小ささですが、エメラルド色の川、パステルカラーの旧市街、丘の上のお城、そして街のシンボルのドラゴンと、「かわいい」の密度がとにかく高い街です。 クロアチアのザグレブに滞在中、Viatorで見つけた日帰りツアーに参加して、このリュブリャナとブレッド湖を1日で回ってきました。結論から言うと、リュブリャナの主要スポットは半日あれば歩き切れます。この記事では実際に歩いたルートをそのままモデルコースとして、写真たっぷりで紹介します。

もくじ




 旅行スケジュール(ザグレブ発リュブリャナ半日観光)

時間 予定
8:00〜9:00ザグレブの指定ホテルでピックアップ(ワンボックスカーで移動)
約2時間後リュブリャナ旧市街に到着
〜約1時間ガイド付きで旧市街を簡単に案内してもらう
その後自由行動(参加者同士でスポットを回る)
リュブリャナ滞在 計3時間ブレッド湖へ出発

1リュブリャナってどんな街?基本情報通貨・言語・治安・所要時間をチェック

スロベニアはイタリア・オーストリア・クロアチア・ハンガリーに囲まれた小さな国です。旧ユーゴスラビアの一員でしたが、現在はEU・シェンゲン圏・ユーロ圏すべてに加盟していて、旅行のしやすさは西欧とほぼ変わりません。首都リュブリャナは2016年に「欧州グリーン首都」に選ばれたほどのエコシティで、旧市街の中心部は車の乗り入れが制限された歩行者天国。だから街歩きが本当に快適なんです。
項目内容
通貨ユーロ(€)※クロアチアも現在ユーロなので両替不要でした
言語スロベニア語(観光エリアは英語がよく通じます)
ザグレブからの距離約140km・車で約2時間(EU域内なので国境審査も緩やか)
観光の所要時間主要スポット+城で3〜4時間、ゆっくりなら半日〜1日
治安欧州の首都でも屈指の落ち着き。日中は特に歩きやすい

今回参加したザグレブ発ツアーの概要

今回利用したのは、Viatorで予約した「ザグレブから行くリュブリャナ&ブレッド湖 ガイド付きSMALLグループツアー(最大8名)」。催行会社はWandererで、ザグレブの指定ホテルを朝8:00〜9:00の間にピックアップし、エアコン付きのミニバン(最大8名乗車)でリュブリャナへ、その後ブレッド湖を回って戻ってくる日帰り行程です。 ザグレブからリュブリャナまでは車で約2時間。到着後はリュブリャナ滞在が合計3時間確保されていて、最初の1時間ほどはガイドが旧市街を簡単に案内してくれます。そのあとは完全に自由行動で、決まったプログラムはありません。私はこのフリータイムを、ツアーで知り合ったメンバーと一緒に自由に歩き回ることにしました。
ザグレブ発リュブリャナ・ブレッド湖ツアーで使用したワンボックスカー

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参加者は私を含めて6人。メキシコ人とイタリア人のカップル、イスラエルからの2人組、トルコ人、そして日本人の私。国籍がここまでバラバラなツアーは初めてで、車内は移動中ずっと小さな国際交流の場になっていました(このメンバーの話は後半のコラムで詳しく)。
ツアーに含まれるもの/含まれないもの
  • ◯ エアコン付きミニバン(少人数制・最大8名)
  • ◯ ザグレブの指定ホテルからのピックアップ(8:00〜9:00)
  • ◯ リュブリャナで3時間・ブレッド湖で2.5時間の滞在
  • ◯ リュブリャナのガイド付きツアー(1時間)
  • ◯ 英語ドライバー/ガイド
  • × ブレッド城入場料(お一人様19ユーロ)
  • × プレトナボート(お一人様20ユーロ・現金のみ)
  • × ランチ
  • × リュブリャナ旧市街の一部有料エリア入場料
小グループツアーを選んだ理由
  • ザグレブ〜リュブリャナ〜ブレッド湖は公共交通でも回れるが、乗り継ぎと国境越えを考えると1日で両方は正直きつい
  • 移動を全部お任せできるので、現地では自由散策の時間がしっかり取れる
  • 最初にガイドがひと通り案内してくれるので、そのあとの自由行動も迷わず動ける

2半日モデルコース(実際に歩いたルート)プレシェーレン広場からリュブリャナ城まで7ステップ

ツアーでは旧市街の入口でガイドが簡単に街を案内してくれたあと、あとは自由行動。私はツアーで知り合ったメンバーと一緒に、合計3時間のリュブリャナ滞在を使ってこのルートを歩きました。実際に歩いた順番がそのまま王道ルートだったので、ステップ形式でまとめます。
STEPスポット
1プレシェーレン広場|ピンクのフランシスコ会教会がお出迎え
2三本橋(トロモストヴィエ)|3本並んだ白い橋を渡って旧市街へ
3市庁舎とロバの噴水|旧市街のメインストリートを散策
4中央市場&プレチニックの柱廊|川沿いのアーケード市場でお土産探し
5肉屋の橋|恋人たちの南京錠と、ちょっと不思議な彫刻たち
6竜の橋|リュブリャナのシンボル・ドラゴンと記念撮影
7フニクラでリュブリャナ城へ|展望塔から赤屋根の街並みを一望


3見どころを写真で徹底紹介竜の橋・三本橋・リュブリャナ城の見え方まで

プレシェーレン広場とピンクの教会

リュブリャナのプレシェーレン広場とピンク色のフランシスコ会受胎告知教会

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リュブリャナの街歩きは、ほぼ間違いなくこのプレシェーレン広場から始まります。目の前にどーんと構えるのが、サーモンピンクのフランシスコ会受胎告知教会。広場の名前は、スロベニア国歌の詞を書いた国民的詩人プレシェーレンに由来していて、彼の像が今も広場を見守っています。とにかく写真映えする場所なので、まずここでカメラの充電を確認しましょう(笑)。

三本橋(トロモストヴィエ)

広場から旧市街へ渡るのが、その名の通り3本の橋が扇状に並ぶ「三本橋」。もともと1本だった橋に、スロベニアの国民的建築家ヨジェ・プレチニックが歩行者用の橋を2本足して今の姿になりました。リュブリャナの街はこのプレチニックの作品だらけで、「街全体が一人の建築家のギャラリー」と言われるほど。バルセロナにおけるガウディのような存在です。

市庁舎とロバの噴水

リュブリャナ旧市街の市庁舎とロバ(カルニオラの三河川)の噴水

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三本橋を渡って旧市街に入ると、石畳のメインストリート沿いに市庁舎が現れます。前に立つオベリスク型の噴水は「カルニオラの三河川の噴水」。バロック様式の彫刻で、スロベニアを流れる3つの川を擬人化しています。この通りはカフェやショップが並んでいて、歩いているだけで楽しいエリアです。

中央市場とプレチニックの柱廊

リュブリャニツァ川沿いに続くプレチニックの柱廊(中央市場)と遊覧船

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リュブリャニツァ川沿いに優雅なカーブを描く白い建物が、これまたプレチニック設計の柱廊(コロネード)。中は市場になっていて、ハチミツや塩、ワインなどスロベニア土産が揃います。川にはのんびり遊覧船が行き交っていて、この景色を眺めながら川沿いのカフェでひと休みするのが最高でした。
中央市場の柱廊越しに見る聖ニコラオス大聖堂とリュブリャナ城

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柱廊の向こうに大聖堂のドーム、さらに丘の上にはリュブリャナ城。この街は密度がすごいんです。
リュブリャナ中央市場横のカフェが並ぶ石畳の通り

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市場横のカフェ通りでは、木陰とパラソルの下で地元の人がコーヒーを楽しんでいました。

肉屋の橋(ブッチャーズ・ブリッジ)

リュブリャナの肉屋の橋に立つ彫刻と、欄干にびっしり付けられた愛の南京錠

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市場のすぐ横に架かるのが「肉屋の橋」。名前は昔ここに肉屋が並んでいたことに由来しますが、今は恋人たちが愛を誓って南京錠を掛ける、リュブリャナ版"愛の橋"になっています。橋の上にはギリシャ神話をモチーフにしたどこかシュールな彫刻が並んでいて、かわいい街並みの中で異彩を放つスポットです。

竜の橋 — リュブリャナのシンボル

リュブリャナの竜の橋に鎮座する翼を広げたドラゴンの像

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リュブリャナと言えばドラゴン。その本拠地がこの「竜の橋」です。1900年頃に架けられたアールヌーヴォー様式の橋で、四隅に翼を広げたドラゴンが鎮座しています。ギリシャ神話の英雄イアソンがこの地でドラゴンを退治したという伝説が街の起源とされていて、ドラゴンは市の紋章にも旗にも登場します。ここでドラゴンと写真を撮らないとリュブリャナに来たことにならない、と言われるほどの定番スポットです。
EU旗・スロベニア国旗・ドラゴンの紋章が入ったリュブリャナ市旗

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建物に並ぶEU旗・スロベニア国旗・リュブリャナ市旗。市旗の紋章にもドラゴンがいます。

フニクラで丘の上のリュブリャナ城へ

リュブリャナ城へ上るガラス張りのフニクラ(ケーブルカー)

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街歩きの締めは、丘の上のリュブリャナ城へ。徒歩でも10〜15分で登れますが、7月の炎天下だったので迷わずフニクラ(ケーブルカー)を選択。ガラス張りのキャビンが約1分で運んでくれます。
フニクラ乗り場近くにあるカンガルーの形をした水飲み場

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乗り場の近くには、なぜかポケットが水飲み場になったカンガルーの噴水があって、地味にツッコミどころでした。
リュブリャナ城の石造りの城壁と入口へ続く歩道

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城壁をくぐって中庭へ。中世の要塞感がしっかり残っています。
リュブリャナ城の中庭から見上げる時計塔と展望塔

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城の中庭までは無料で入れて、展望塔(ビューイングタワー)や博物館は「城チケット」が必要です。せっかくなので展望塔に上ってみると──。
リュブリャナ城 料金(大人1名・2026年時点)
  • 城チケット(展望塔・常設展・人形劇博物館込み):15.00ユーロ
  • 城チケット+フニクラ往復セット:19.00ユーロ
  • フニクラのみ:片道3.30ユーロ/往復6.00ユーロ
  • 最新料金は公式サイトの料金ページでご確認ください
リュブリャナ城の展望塔から見下ろす旧市街のオレンジ屋根とリュブリャニツァ川

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展望塔からの眺め。オレンジ屋根の旧市街をエメラルド色の川が流れていきます。
リュブリャナ城の中庭と、その先に広がる市街地・山並みのパノラマ

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反対側には市街地の先にユリアン・アルプスへ続く山並みまで見渡せます。この景色が今回のハイライト。旧市街のオレンジ屋根、蛇行する川、遠くの山並みまで一望できて、「小さい首都」の全体像が文字通り一枚に収まります。半日コースの締めくくりには最高の場所でした。
歩き疲れたら観光トレインという手も
  • 旧市街にはフニクラ乗り場と城を結ぶ緑の観光トレイン「URBAN」も運行
  • 坂道や炎天下がつらい方、お子様連れの方はこちらも便利
リュブリャナ旧市街を走る緑色の観光トレインURBAN

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リュブリャナ旧市街の落ち着いた通り。パステルカラーの建物が並ぶ

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中心部から一本外れると、こんな静かな通りも。観光客で溢れすぎていないのがこの街の良さです。
リュブリャナ人形劇場(Lutkovno gledališče Ljubljana)の黄色い建物

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フニクラ乗り場前の広場に立つ人形劇場。塔の中では仕掛け人形が動きます。実はリュブリャナ城には人形劇の博物館もあり、人形劇はこの街の伝統文化なんです。

46人の国際色豊かなツアー仲間との会話コスタの話から考えた「当たり前」のありがたさ

今回のツアーで一番記憶に残っているのは、実は景色ではなく車内での会話かもしれません。 メンバーは、メキシコ人とイタリア人のカップル、イスラエルからの2人組、トルコ人、そして私。移動中は自然と「どこから来たの?」から始まる雑談になるのですが、イスラエルから来たコスタが話してくれた内容に、言葉を失いました。 「うちの近所にミサイルが落ちたことがあってね」と、彼はごく普通のトーンで話し始めたのです。日本でニュース越しに見ていた戦争が、同じ車に乗っている人の"日常"として語られる。旅行の計画も、住む場所の選択も、私とはまったく違う前提の上に成り立っている。彼が今こうしてスロベニアの緑の中を旅していることの意味を考えると、なんとも言えない気持ちになりました。 同時に、これは決して他人事ではないとも思いました。日本は「平和ボケ」という言葉があるくらい、戦争や紛争を遠い国の出来事として捉えがちです。でも日本だって島国とはいえ、北朝鮮・中国・ロシアと、世界のニュースに頻繁に登場する国々のすぐ隣にあります。明日は我が身、というのは決して大げさな話ではない。コスタとの会話は、今こうして安心して旅ができている「今」という時間が、当たり前ではなく、実はとても貴重なものなのだと気づかせてくれました。 政治的にどうこう言うつもりはありません。ただ、教科書でもニュースでもなく、隣に座った人の声で世界を知る──こうしてバックグラウンドの異なる人と話すことで得られる価値観の奥深さ、そしてそこから生まれる気づきこそが、旅の醍醐味だと思います。45カ国旅してきて、結局いちばん記憶に残るのはいつも「景色」より「人」。これが、私が海外一人旅を好きな理由でもあります。 そしてもうひとつ、こういう少人数ツアーの良いところは、自然と人脈が生まれることです。今回もコスタとはツアーの帰り際にWhatsAppとInstagramを交換し、今もときどきメッセージのやり取りが続いています。一期一会で終わらず、旅で出会った人と細くても長くつながっていられるのは、こうした小グループツアーならではの副産物だと思っています。

5よくある質問(FAQ)観光時間・行き方・治安・通貨まとめて回答

リュブリャナ観光は何時間あれば足りますか?

旧市街は端から端まで徒歩20分ほどのコンパクトさ。主要スポット+リュブリャナ城で3〜4時間あれば十分回れます。カフェやランチを挟むなら半日〜1日みておくと余裕があります。

ザグレブからリュブリャナへの行き方は?

車で約2時間(約140km)。バス・鉄道でも2〜2.5時間ほどです。ブレッド湖とセットで回るなら、移動と国境越えをお任せできるザグレブ発の日帰りツアーが効率的でおすすめです。

リュブリャナ城へはどうやって上りますか?

徒歩でも10〜15分で登れますが、夏場はかなり暑いのでフニクラ推奨です。ガラス張りで景色も楽しめます。城の中庭までは無料、展望塔・博物館を含む「城チケット」は大人15.00ユーロ(フニクラ往復セットで19.00ユーロ)、フニクラのみなら片道3.30ユーロ・往復6.00ユーロです(2026年時点)。最新料金は公式サイトでご確認ください。

スロベニアの通貨と言語は?

通貨はユーロで、カード決済はほぼどこでも可能です。公用語はスロベニア語ですが、観光エリアでは英語がよく通じます。

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